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レーシックは、エキシマレーザー屈折(近視)矯正手術のひとつ
屈折矯正手術には、いくつかの方法がありますが、エキシマレーザーを使った方法が登場してからは、これが主流となりました。世界的に見ると、1996年頃から、飛躍的に手術件数が増加しました。この方法の原理は、エキシマレーザーを角膜にあてて、微細な切除をおこない、角膜のカーブを精密に計算通りに変えることです。角膜のカーブがわずかになだらかになるだけで、目の中の光の焦点の位置を移動させることができます。
 
レーシックの特徴
・ 手術に要する時間は約15分
・ 両眼を続けて手術できる
・ 手術後の痛みが軽い
・ 視力の回復が早い
・ 手術後の近視への「戻り」が少ない
・ 角膜が薄く、近視が強い場合は手術ができない
LASIKとPRK
当院では、エキシマレーザーを使用するLASIK(レーシック)とPRK(ピーアールケイ)の2つの手術を行っています。LASIKが9割強、PRK1割弱です。PRKは、手術時間が短く、角膜の厚さがやや薄くても手術できるというメリットがあります。一方で、手術後3日間ほど痛みを伴い、手術後に軽い近視へ戻ってしまう場合があるという欠点があります。
LASIKは、視力の回復が早く、近視への戻りが少ないため、最近では、LASIKを選ぶ比率がさらに高まっています。角膜のフラップをつくり、元通りの位置に戻す操作が必要なため、手術時間は、PRKよりもかかります(両眼で25分くらい)。
ウェーブフロント・レーシック
平成15年8月より最新の治療も選択できるようになりました。ウェーブフロント・レーシックは、近視と乱視を治す標準のレーシックに加えて、それぞれの目に特有の光の収差を減らす治療が含まれます。明るいところでは、従来通りよく見えて、暗いところでは光の散乱(グレアー)が減るために見やすいと報告されています。
角膜の切除が標準の方法よりも少し増えるため、近視の比較的軽い方、角膜の厚みに十分余裕のある方が対象になります。 手術時間は、従来と同じですが、術前におこなう検査の回数・種類が多くなります。 標準のレーシックとウェーブフロント・レーシックのどちらが向いているかは、適応検査で判定できますので、ご相談下さい。
エピレーシック(Epi-LASIK)とPhakic IOL
現在までレーシックが第一選択で手術が行われてきていますが、レーシックの適応外の人には以前PRKが行われていました。しかし、PRKはヘイズ(角膜の濁り)が生じたり大きく近視が戻ったりすることが判明したので、改良されてきました。
まず、ラーセック(LASEK)が数年前から行われました。これは角膜上皮を除去するのにエキシマレーザーではなくアルコールを使う方法です。しかしこの方法でも上皮が均一に除去できないことがあるし、アルコールの障害も懸念されました。

現在は、エピケラトームを使って機械的に上皮を除去するエピレーシック、あるいはエピPRK(Epi-PRK)が行われていて、従来のPRKの欠点を非常に良く克服しています。この方法でレーシック非適応の人を広範囲に治療することができる様になりました。当院で行っています。
しかしながら、極めて強い近視の場合は、エキシマレーザーで治療すると角膜の形状が台形状になり、視力が出ていても高次収差のため余り満足度が高くないことが多いようです。その解決策として、発想を変えて、角膜の屈折力を変えるのではなく、眼内に人工のレンズ(IOL)を入れるフェイキック アイオーエル(Phakic IOL)が行われています。しかし、まだ長期予後に不確定な部分があるのが難点です。そのためまだ当院では行っておりません。希望者には適切な施設を紹介します。
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